次世代の賃貸市場

次世代の賃貸市場

賃貸市場は「入居者ファースト」の戸建て賃貸住宅時代に突入。
今の賃貸市場は、入居者ニーズが戸建て希望80%に対し供給戸数はわずか2%弱。
しかし、新築の賃貸住宅着工件数の90%が共同住宅いわゆるアパマン形式の住まいです。
なぜ80%も戸建て希望があるのに着工件数が2%弱にとどまっているか。

実はここに、戸建て賃貸経営の大きな未来と可能性があります。
地価の高い首都圏は別として、地方都市では戸建て賃貸ニーズに合わせ戸建て賃貸経営に
方向を変える時期に来ています。
共同住宅タイプの最も嫌われている問題点を見れば明らかです。
第1番の問題点は、何といっても音振動です。
コンクリート造のマンションタイプでさえ、音振動の問題は無くなりません。
空室率20%超の現実が、顧客ニーズに逆行する業界常識の行き詰まりを暗示しています。

空室で家賃収入がゼロでも課税は待ってくれません。
お客様に住んでいただいてこその賃貸経営です。
いま首都圏の持ち家率は70%台まで下がり、地域により65%台まで下がりました。
一方で借家希望者は27%近くまで増加しています。(H30年国交省住生活総合調査)
増加理由は、個人の価値観やライフスタイルの多様性があります。
従来の借家の枠を超えた、ホテル住まいのライフスタイルを求めるニーズも出てきました。

これらのニーズには共同住宅型では対応できません。
戸建て賃貸の提案力は、ファミリータイプの1戸建て、愛車保管のガレージ付き住宅、
リゾートスタイル等、土地形状と立地条件に応じた最適な組み合わせを可能にします。
顧客ニーズを正面から受け止め、さらに磨きをかけた賃貸生活を追求して行きついたもの
が、「ホテル」の快適さを戸建て賃貸住宅で提供することです。
さらに、建物の中だけではなく、外の敷地のレイアウトから街並み・環境を意識します。
賃貸入居者はいずれ退去します。
その時まで少しでも長く快適にお過ごしいただき、またお客様が次のお客様を呼んでくれ
る居住環境の提供が空室リスクの無い究極の賃貸経営です。

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